僕の撮った写真は、こちらです。
訂正:世界で一斉に「反ウォール街デモ」、日本では反原発の訴えも
[ミラノ/東京 15日 ロイター] 米ニューヨークで始まった格差是正などを訴える「反ウォール街デモ」は15日、ニュージーランドを皮切りに、オーストラリアや日本、英国やドイツなど世界各地で一斉に行われている。
「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」と銘打って始まった一連の抗議運動は、主にインターネット上のソーシャルメディアを使って参加が呼び掛けられているが、実際に各地でどれぐらいの人数が集まるか分からない部分も多い。
ニュージーランドの首都ウェリントンでは約200人、同国最大の都市オークランド(訂正)では約3000人、2月に地震に見舞われたクライストチャーチでは約50人がデモに参加した。
オーストラリアのメルボルンでは、市街地の中心部に約1000人が集まり、社会格差の是正などを訴える演説が行われた。デモ主催組織「メ ルボルンを占拠せよ(Occupy Melbourne)」のスポークスマン、ニック・カーソンさんは「人々は本物の民主主義が欲しいのだと思う」と語り、豪州国内の主要都市で同様のデモが 行われる予定だと述べた。シドニーでは、労働組合員や先住民族アボリジニの代表団体メンバーを含む約2000人が、オーストラリア準備銀行(RBA、中央 銀行)の入る建物の近くに集まった。
日本の各メディアの報道によると、東京でも六本木の公園で約100人が集会を開いたほか、日比谷公園周辺を約100人が行進。今年3月の東日本大震災で事故を起こした福島第1原発からの放射能汚染が依然懸念されるなか、東京では格差問題だけでなく、反原発を訴える参加者も見られた。
フィリピンの首都マニラでも、「米帝国主義を打倒せよ」などと書かれた横断幕を持ち、数十人が米大使館に向かってデモ行進した。
これまで反ウォール街デモは概して平和的に行われているが、イタリアのミラノでは14日、学生らが米大手金融機関ゴールドマン・サックス(GS.N)のオフィスに乱入する騒ぎが発生。騒動はすぐに収まったが、学生ら退去したオフィスビルの壁には、赤字で「金をよこせ」と書かれた落書きが残された。またローマでは、ベルルスコーニ政権が打ち出した緊縮財政に対する大規模抗議デモに備え、警察が警戒を強めている。
*第3段落の「同国最大の都市クライストチャーチ」を「同国最大の都市オークランド」に訂正します。
「東京を占拠せよ」都内各地で格差是正などを訴え
2011年10月17日 09:59 JST
厳重な警戒の下、女性のイラストと「東京占拠」が書かれたプラカードを掲げるデモ参加者=東京都新宿区の路上(撮影:崎山勝功、10月15日)
このうち、東京都港区六本木の三河台公園での集会は、約200人(主催者発表)が集まった。当日は雨が降ったり止んだりの不安定な天候のため参加者の集ま りが鈍く、公園には国内や海外の報道関係者のほか、警備の制服警官、私服の公安部員が多数集まり、開始当初は参加者より記者の数が多く「記者会見のよう だ」という冗談が聞かれた。
集会冒頭でスピーチした作家の雨宮処凛さんは「米国での『we are the99%』や『一部金持ちのために貧乏人が割を食っている』というのを見て、『まったく日本のプレカリアート、貧困層と同じじゃないか』」と述べた上 で「日本では(年越し)派遣村や政権交代があった後で、貧困というものが『ブーム』として去ってしまい、今も続いているのに過去のことになってしまった」 と、貧困率が約16%に達し、生活保護受給者が過去最高を記録したにもかかわらず「貧困問題」と向き合おうとしない社会の在り方に苦言を呈した。また「被 災者や原発の警戒区域で避難している人の生活困窮の問題も出てくるので、『大きな貧困』というものに、『貧乏人たちが声を上げることで世界を変えていくん だ』ということを世界にアピールしたい」と、“現在進行形”で続いている貧困問題に対して、人々が声を上げることの重要性を訴えた。
六本木ヒルズに住む「ヒルズ族」と呼ばれる高所得者が多く住む六本木での集会を企画した、ジャーナリストの松元千枝さんは「ニューヨークのニュースを聞い て、ニューヨークで要求している事と日本の事が共通している。私たちも連帯して行動しようと思った」と語った。「これまでも貧困問題に関わってきた」とい う松元さんは、生活保護受給者が過去最高を記録した件については、受給者が増えたことにばかり注目するのは「偏りがある」とした上で、今後予想される東日 本大震災の被災者が生活困難に陥り、被災地での生活保護受給者が増える可能性については「生活保護しか社会保障が無いので、それは(被災者を)国が保護す べき」と同時に「雇用を創出していかなければならない」と、被災者支援を訴えた。また「震災で隠れた問題がある。存続している問題も(震災の問題と)同時 進行で対応していただきたい」と、政府の対応に注文を付けた。
この他、武田邦彦・中部大学教授が大阪の民放テレビで東北の農産物を「毒物」扱いした発言や、愛知、大阪、福岡などで「放射能を口実にした被災地・被災者 への差別行為」が相次いで発生している件については、「政府が責任を持って(農林水産業の)復興を進めていきながら、(農産物や水産物などの)検査をし て、情報を公開すべき」と、1986年のチェルノブイリ原発事故の際に旧ソ連などで実施された「食品のベクレル表示」を提案した上で「広島の被爆者と話を したが、『(福島県の被災者と)同じような差別を受けた。繰り返してはいけない』と言った。経験として分かっているのになぜ差別をするのか」と、一連の差 別行為を厳しく非難した。
会場では野菜カレーの炊き出しが行われたほか、インターネット回線を使って各地の占拠場所と生中継が行われた。このうち、ワシントンからの参加者からは 「私たちは基本的な人権のために戦っている。原発、核兵器などを全廃するために戦っている」とのメッセージが寄せられ、カリフォルニア州メルセッドの参加 者から「世界にはびこる不正義に対して戦いましょう。本当に世界がつながって、欲望が渦巻く世界を変えていくことが大事」とのメッセージが寄せられた。こ のほか、ソウルの参加者からの手紙では「地震、津波の大災害の中で、運動を作ろうとする皆さんに敬意を表します」の激励が寄せられた。
会場では原発問題を訴える参加者の姿が見られた。このうち、2・26事件に参加した反乱兵へ向けて旧日本軍戒厳司令部が作成した投降呼び掛け文「兵ニ告 グ」を模した「東電幹部ニ告グ」のプラカードには「一、今カラデモ遅クナイハナイカラ原發ヲ停メヨ 二、抵抗スル者ハ全部逆賊デアルカラ○○スル 三、オ前達ノ父母兄弟は國賊トナルノデ皆泣イテオルゾ」と、ユーモアを利かせた作りになっている。作成した東京都内の会社員男性(35)は「あの事故は、 会社勤めをしている人から見ればお粗末で、常識とかけ離れている。普通ならとんでもない責任を取らされる」と、東電の対応を批判した。
また、東電本社前での抗議行動を起こし、一部始終を著書「ボクが東電前に立ったわけ」に書いた、アクティビストの園良太さんは、茨城県東海村の村上達也村 長が細野豪志原発事故担当相に対し「東海第二原発を廃炉にすべきではないか」と、「原発立地県の首長」が「脱原発」を表明した件について「良かったと思 う」と評価した。しかし「もし1999年のJCO事故の時に『脱原発』の声を東京の人が上げていれば」との質問が記者から出されると「(世論が脱原発に) 変わったと思う」と述べた。その上で園さんは「JCO以上のものが起きて隠しようが無いものなったから、東京の人も気付いたと思う。(東電や政府への)責 任追及をちゃんとやる」との強い意志を示した。
「自分の意見を発表するステージ」では、参加者の男性が「周りの人々や上司が、自分から見て『何かおかしい』と感じたら、周りの人々に何か言う勇気を持とう。安全安心な社会を守れないで、何が“経済”か」と、声を上げる勇気を持つことの必要性を説いた。
一方、東京都新宿区では午後3時から約300人(主催者発表)が参加してのデモ行進が行われ、新宿駅西口周辺などを約1時間近く練り歩いた。
デモ隊の両サイドに機動隊員が付くという、厳重な警備態勢が敷かれ、報道関係者とは別に私服の公安部員が写真・ビデオ撮影する中で行われたデモでは、 「ウォール街に連帯」「タハリール(エジプトの首都カイロにある広場)に連帯」などのシュプレヒコールが聞かれ、「東京占拠」「原発いらない」「99%が 行動すれば世界は変えられる」「TPP反対」などのプラカードが掲げられた。
デモ隊には、六本木の会場から駆けつけた作家の雨宮処凛さんも加わり、デモ行進中もテレビ局の取材を受けていた。雨宮さん同様に六本木の会場から駆けつけ た、東京都世田谷区の女性会社員(24)は「自分たちの意志を持って、99%の意志を持って歩いている」と語った。また、都内在住の会社員男性(60)は 「若い人が多かった」と、感慨深げに話した。東京都中央区のショップ店員女性(31)はピンクのバラの花を持って参加し「一人ひとりの怒りを感じた。原 発、野宿者支援、被災者支援に政府が対応していない。政府に不信感がある」と語った。ピンクのバラを持参した理由について女性は「ピンクのバラの花言葉は 『愛情』で、『愛情を持って戦う』ことを主張した」と語った。デモを主催した「10・15『怒れる者たち』の国際連帯行動実行委員会」の担当者は、今回の デモについて「原発、原発労働、被災地の失業、貧困、これらがひとつにつながっている」と、様々な社会問題がすべて「1%の超富裕層と99%の“持たざる 者”との格差」につながっている、との認識を示した。
これ以外にも、東京都千代田区の日比谷公園でも同様の集会が行われた。【了】
反格差デモ:ローマ暴動被害額は1億円超
また、治安維持の甘さを指摘されたイタリアのマローニ内相は16日の会見で「死者を出したくなかった」と警備が抑え気味だったことを認めた。
毎日新聞 2011年10月17日 9時57分(最終更新 10月17日 11時01分)
世界1500カ所で“反格差デモ”シカゴで逮捕者続出(10/17 05:58)
経済格差の是正などを訴えるデモは15日、世界1500カ所で行われました。イタリアでは一部が暴徒化したほか、アメリカのシカゴでは175人が逮捕されました。
ローマではデモ隊の一部が火炎瓶を投げるなどしたため、警官隊が催涙弾で応戦しました。抗議行動の発端となったニューヨークでは、タイムズスクエアで大規 模な集会が開かれ、80人以上が逮捕されました。また、シカゴでは公園の閉鎖時間になってもデモ隊が立ち退かず、警官隊と小競り合いとなり、175人が逮 捕されました。行動を呼びかけた団体によりますと、15日、世界1500カ所でデモが行われました。
反格差社会デモ 東京も声を束に
反格差社会デモの「世界一斉行動日」とされた十五日、東京都内でも日比谷や新宿、六本木の各会場で百人以上が練り歩き、「格差をなくせ」「東京を占拠せよ(オキュパイ・トウキョウ)」などとシュプレヒコールで気勢を上げた=写真、久野功撮影。
日比谷公園が発着点のデモは、インターネット交流サイト「フェイスブック」を通じて知り合った都民らが企画し、約二百人が行進。気軽に参加してもらおうと多様な主張が促されたため、東京電力本店や経済産業省の前では「原発反対」「福島を返せ」の声も。
環太平洋連携協定(TPP)反対を訴えた品川区の料理講師安田美絵さん(45)は「世界中で一緒に立ち上がろうという声に呼応してみようと思っ
た」と笑顔。主催者の一人で、子どもたちの支援活動に取り組むため会社をやめたという墨田区の松永健吾さん(43)は「今後もデモを開いて、小さな声を束
にして大きな声にしていきたい」と意気込んでいた。
“素人”がネットで集まり計画 東京占拠デモ「明確な目標生まれにくい」
産経新聞 10月15日(土)23時28分配信
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米国で起こった反格差デモが東京にも派生した=15日、午後、東京都港区(小野淳一撮影)(写真:産経新聞) |
「Occupy Tokyo(オキュパイ・トウキョウ、東京を占拠せよ)」を掲げ、15日、都心で行われた反格差デモは米国の運動に呼応した“素人”が ネット上で集まり、行動に移した。簡易ブログなどで参加を呼びかける新しい形のデモについて、専門家は「なじみのあるツールで参加しやすい一方、全体とし て明確な目標が生まれにくい側面もある」と指摘する。
「オキュパイには『占拠』のほかに『心を引きつける』という意味がある」。日比谷公園でのデモを計画した松永健吾さん(43)は攻撃的なスローガンを掲げなかった。「誰でも参加できるようにしたかった」と話す。
松永さんはこれまで社会運動の経験はない。昨春、約20年間勤務したOA機器販売会社を退職後、ストリートチルドレンの現状を知ろうと海外に渡った。
東日本大震災はインドで知り、政府の原発対応のひどさに愕然(がくぜん)とした。5月に帰国し、「日本をよくしたい」という思いを募らせる中、在日ブラ ジル人男性が立ち上げた「Occupy Tokyo」のホームページ(HP)を知った。すぐにネットを通じて連絡を取り合った。
女子大学生や会社経営者の男性ら他の主要メンバーもデモの計画は初めてだった。約1週間前から急ピッチで準備を進めた。HPには「絶好の機会を逃したくない」と書き込まれるなど、ネットを通じて情報は広がり、開催前から簡易ブログ「ツイッター」などで反響を呼んだ。
政府の原発対応、放射能漏れによる健康不安、派遣問題…。「個々の参加者が普段感じている疑問や不満を訴えてほしい」という思いから、特定の主義・主張にとらわれず、リーダーも置かなかった。松永さんは「予想以上に集まり、可能性を感じている」と振り返った。
武蔵大学の稲増一憲助教(30)=社会学=は「日本の若者には漠然とした不満がある。普段よく使用するネット上のツールがきっかけとなって、海外の動きと連動する可能性は大いにある」と話す。
稲増助教はネット上でつながった今回の動きを「従来のデモとは異なる独特な運動だ」とする一方で、「明確な目標が生まれにくく、活動が継続し組織化されることで、結局は既存の社会運動に組み込まれていく可能性もある」と指摘している。
スペインのデモ80カ国へ 失業不安・怒り…ネット連携
香港で15日、証券取引所近くで「銀行ががんだ」と書いたプラカードを掲げるデモの参加者=AP |
ドイツ・フランクフルトでは15日、欧州中央銀行本部の前でデモがあった=ロイター |
デモ行進する「オキュパイ・トウキョウ」の参加者たち=15日午後、東京都港区、西畑志朗撮影 |
失業への不安を抱え、貧富の差の広がりに怒る人々が15日、世界各地でデモをした。80カ国・地域以上、1千超の都市にのぼる予定という。主要20カ
国・地域の財務相らはパリに集って経済危機の封じ込めに動くが、「救われるのは大企業や金融機関ばかり」との思いがネットでつながり、街頭を埋めた。
危機の震源、欧州。スペイン北部、マツに恵まれた木材加工の町サンレオナルドで、ドアメーカー「ノルマ」が存亡の縁にある。
半世紀以上にわたり、住民約2千人の半数を支えてきた会社だが、不況で需要が激減した。
「ノルマは町の誇りだ。地元サッカーチームの名前でもある。絶対につぶすわけにはいかない」。夫婦で30年以上も工員として働いてきたヘスース・エルビーラ町長(54)は言う。
まず「有期契約」だった地元の若者ら約130人が雇い止めになった。会社はさらに6月、残る正社員570人の半減か、150人の解雇と賃下げの組み合わせを提案し、労組とぶつかっている。
祖母、父と3代にわたって働いてきたトマス・ガルシアさん(45)は「我が家にとって今回の危機は、1970年代の石油ショック以上の衝撃だ。クビを切 られたら教育費と住宅ローンを払うため町を出る」と話す。ただし、どこに行っても、手取りで約1200ユーロ(約13万円)ある月給は維持できそうにな い。
スペインの失業率は21%、若者に限れば45%にのぼる。だが、政府に景気対策を打つ余地は乏しい。重ねた債務(借金)の多さが金融市場で問題視され、緊縮財政に動かざるを得ないからだ。
行き詰まる世界経済、救われない暮らし。いっせいのデモは、スペインが発火点だった。政党や労組に属さない20~30代の若者がフェイスブックやツイッ ターで仲間を広げた。1%の金持ちでない「われわれ99%」のための社会を。こんな言葉が世界中で掲げられた。(マドリード=稲田信司)
◇
金融の街ロンドン、世界経済の中心ニューヨーク。そして、東京。日本でも15日昼、東京・六本木など、都内の複数の場所で100人規模のデモや集会が あった。「オキュパイ・トウキョウ(東京を占拠せよ)」などのスローガン以外は、主張も考えも多種多様な人々が、組織的な動員なしに集まった。会場と米国 をインターネット電話で結び、韓国の実行委員からもメッセージが。日本国内の問題が、世界につながっているということをアピールした。
危機の震源、欧州。スペイン北部、マツに恵まれた木材加工の町サンレオナルドで、ドアメーカー「ノルマ」が存亡の縁にある。
半世紀以上にわたり、住民約2千人の半数を支えてきた会社だが、不況で需要が激減した。
「ノルマは町の誇りだ。地元サッカーチームの名前でもある。絶対につぶすわけにはいかない」。夫婦で30年以上も工員として働いてきたヘスース・エルビーラ町長(54)は言う。
まず「有期契約」だった地元の若者ら約130人が雇い止めになった。会社はさらに6月、残る正社員570人の半減か、150人の解雇と賃下げの組み合わせを提案し、労組とぶつかっている。
祖母、父と3代にわたって働いてきたトマス・ガルシアさん(45)は「我が家にとって今回の危機は、1970年代の石油ショック以上の衝撃だ。クビを切 られたら教育費と住宅ローンを払うため町を出る」と話す。ただし、どこに行っても、手取りで約1200ユーロ(約13万円)ある月給は維持できそうにな い。
スペインの失業率は21%、若者に限れば45%にのぼる。だが、政府に景気対策を打つ余地は乏しい。重ねた債務(借金)の多さが金融市場で問題視され、緊縮財政に動かざるを得ないからだ。
行き詰まる世界経済、救われない暮らし。いっせいのデモは、スペインが発火点だった。政党や労組に属さない20~30代の若者がフェイスブックやツイッ ターで仲間を広げた。1%の金持ちでない「われわれ99%」のための社会を。こんな言葉が世界中で掲げられた。(マドリード=稲田信司)
◇
金融の街ロンドン、世界経済の中心ニューヨーク。そして、東京。日本でも15日昼、東京・六本木など、都内の複数の場所で100人規模のデモや集会が あった。「オキュパイ・トウキョウ(東京を占拠せよ)」などのスローガン以外は、主張も考えも多種多様な人々が、組織的な動員なしに集まった。会場と米国 をインターネット電話で結び、韓国の実行委員からもメッセージが。日本国内の問題が、世界につながっているということをアピールした。
東京でも…格差是正求め、複数か所でデモ
(東京都) 日テレNEWS24 10/15 20:32
格差是正を求め、世界各地で15日のデモが呼びかけられたことを受け、東京都でも経済格差の是正や反原発を訴える複数のデモが行われた。
15日昼過ぎ、日比谷公園には約100人が集まり、「オキュパイ トウキョウ(東京を占拠せよ)」と書かれた横断幕を手に約100人が街を歩いた。新宿にも約100人が集まったが、大きな混乱はなく、いずれも約1時間で終了した。「東京を占拠せよ」ウォール街の格差デモに呼応 主張はバラバラ
米国に端を発した、経済格差の拡大に抗議するデモが世界中に広がっている。ニューヨークで「Occupy Wall
Street(ウォールストリートを占拠せよ)」のデモ活動を続けているグループは、2011年10月15日を「国際アクションデー」と位置づけ、世界中
で行動を起こすよう呼びかけた。日本でもこの運動に呼応したデモが15日に都内で行われ、インターネット上の呼びかけに応じた約100人の参加者は、
「OCCUPY TOKYO(東京を占拠せよ)」と書かれた横断幕を掲げ、東京の街を練り歩いた。
ニューヨークのデモと異なり、この日、 日本で行われたデモは経済格差を訴えるものだけではなかった。その特徴は、主張が一貫していないことだ。主催者側のホームページには、「自分の主張を書い たプラカードをご持参ください。テーマは今自分が気になっている事など日本や世界中の人々にアピールしたいものをお書き下さい」と告知されていた。
集合時間の12時を過ぎると徐々に人が集まり出した。参加者は「原発反対」「TPP断固反対」「貧困撲滅」「高校授業料無償で継続」などそれぞれの主張を 書いたプラカードを持参。「OCCUPY TOKYO」のスローガンの下に、「私たちは99%(※1%は富裕層)」「雇用を守れ」など、それぞれが思い思いの声を上げた。
世田谷区 から来たという平野和子さん(80)は、脱原発を訴えるためにデモに参加。「日本を放射能で汚したくない」と訴えた。廣瀬友之さん(29)は、「ウイグル に自由と人権を」と書かれたプラカードを掲げ、「日本国民の税金がチベットやウイグルの民族浄化政策に加担している。これはぜひ一人でも多くの人に知って ほしい」と話した。TPP(環太平洋経済連携協定)に反対だという古閑義和さん(40)は、「貿易の自由化が進み、国内産業が保護されなくなることで、産 業の伝統が破壊されたり、技術が継承されなくなったりする。あとは雇用。雇用が守られない」と述べ、「もっと意見を言うべきときは言おう」と話した。
また、デモには外国人の姿も複数見られた。日本在住15年という米国人のロヒーニ・ドゥブレズさん(46)は、「ウォール街の抗議デモに呼応するかたちで 参加した。企業の欲望は人々を犠牲にして世界規模で不均衡をもたらしている。私は99%の側にいる」とデモに参加した理由を語った。
さま ざまな主張が混在したこの日のデモ。プラカードだけではなくシュプレヒコールも「福島返せ」「格差は嫌だ」「産業守れ」など統一感はない。このようなデモ の様子に対し、沿道からは困惑する声も聞こえてきた。仕事で通りかかったという男性(60)は、「主義・主張が一貫していればいいが、バラバラなのはどう かと思う。烏合の衆のようだ」と話した。別の男性(71)は、「デモをするのはいいことだが、一つの明確な主張をしたほうがいいのではないか。何をアピー ルしたいのか分からない」と述べた。
主催者の一人である松永健吾さん(43)は、デモの主張を統一しなかったことについて「今はいろいろ な問題がある。私たちは、団体として一つの考え方を押し付けるのではなく、皆さんそれぞれが考え、その小さな声をわれわれが集めることで大きなムーブメン トにしていきたいから」と説明した。
松永さんは今後もこの運動を継続していくという。「これからが本当のスタートだと思う。急拡大を求めず、段階的に規模を大きくしていけたらと思っている」と今後の展開を語った。
(三好尚紀)
ニューヨークのデモと異なり、この日、 日本で行われたデモは経済格差を訴えるものだけではなかった。その特徴は、主張が一貫していないことだ。主催者側のホームページには、「自分の主張を書い たプラカードをご持参ください。テーマは今自分が気になっている事など日本や世界中の人々にアピールしたいものをお書き下さい」と告知されていた。
集合時間の12時を過ぎると徐々に人が集まり出した。参加者は「原発反対」「TPP断固反対」「貧困撲滅」「高校授業料無償で継続」などそれぞれの主張を 書いたプラカードを持参。「OCCUPY TOKYO」のスローガンの下に、「私たちは99%(※1%は富裕層)」「雇用を守れ」など、それぞれが思い思いの声を上げた。
世田谷区 から来たという平野和子さん(80)は、脱原発を訴えるためにデモに参加。「日本を放射能で汚したくない」と訴えた。廣瀬友之さん(29)は、「ウイグル に自由と人権を」と書かれたプラカードを掲げ、「日本国民の税金がチベットやウイグルの民族浄化政策に加担している。これはぜひ一人でも多くの人に知って ほしい」と話した。TPP(環太平洋経済連携協定)に反対だという古閑義和さん(40)は、「貿易の自由化が進み、国内産業が保護されなくなることで、産 業の伝統が破壊されたり、技術が継承されなくなったりする。あとは雇用。雇用が守られない」と述べ、「もっと意見を言うべきときは言おう」と話した。
また、デモには外国人の姿も複数見られた。日本在住15年という米国人のロヒーニ・ドゥブレズさん(46)は、「ウォール街の抗議デモに呼応するかたちで 参加した。企業の欲望は人々を犠牲にして世界規模で不均衡をもたらしている。私は99%の側にいる」とデモに参加した理由を語った。
さま ざまな主張が混在したこの日のデモ。プラカードだけではなくシュプレヒコールも「福島返せ」「格差は嫌だ」「産業守れ」など統一感はない。このようなデモ の様子に対し、沿道からは困惑する声も聞こえてきた。仕事で通りかかったという男性(60)は、「主義・主張が一貫していればいいが、バラバラなのはどう かと思う。烏合の衆のようだ」と話した。別の男性(71)は、「デモをするのはいいことだが、一つの明確な主張をしたほうがいいのではないか。何をアピー ルしたいのか分からない」と述べた。
主催者の一人である松永健吾さん(43)は、デモの主張を統一しなかったことについて「今はいろいろ な問題がある。私たちは、団体として一つの考え方を押し付けるのではなく、皆さんそれぞれが考え、その小さな声をわれわれが集めることで大きなムーブメン トにしていきたいから」と説明した。
松永さんは今後もこの運動を継続していくという。「これからが本当のスタートだと思う。急拡大を求めず、段階的に規模を大きくしていけたらと思っている」と今後の展開を語った。
(三好尚紀)
ウォール街デモ東京にも出現 経済格差是正に加え「反原発」叫ぶ
J-CASTニュース 10月15日(土)18時2分配信
拡大写真 |
「東京を占拠せよ」のウェブサイトはデモの写真を掲載 |
この日は、米国の抗議活動に賛同する世界中の人たちが、各地でデモを開催。日本の場合は「原発反対」という独自の主張も加わった。
■「東京を占拠せよ」という横断幕
「原発いらない、福島返せ」
2011年10月15日正午過ぎ、東京・千代田区の日比谷公園を出発したデモ隊が声をあげた。雨模様のため、ビニール傘をさしたり雨がっぱを着たりした人の姿も見られる。
米ニューヨーク中心部で9月中旬から続く、若者を中心とした抗議活動は、米国にとどまらず海外にも拡大した。東京でも、ウォール街デモの趣旨に賛同した 人たちが集結。一連の活動で使われている「オキュパイ(占拠)」という合言葉を用いて、「オキュパイ・トウキョウ(東京を占拠せよ)」という横断幕を掲げ て行進した。外国人も複数、隊列に混じっている。
もともとウォール街の抗議活動は、格差や貧困、失業といった経済問題が深刻化する米社会において、1パーセントの富裕層に対して「私たちは99%」と不公平を正すよう訴える人たちが決起したものだ。都内のデモも「雇用を守れ」「産業を守れ」といったコールが響く。
■世界各国の「同志」から励ましのメッセージ
だが日本の場合は「特殊事情」として、反原発の主張も込められた。デモのコースは東京電力本店や、経済産業省も含まれている。参加者は格差是正だけでなく、「原発反対」と叫んだ。東電前に来ると、掛け声も一段と大きくなった。
日比谷コースのデモは1時間ほどで日比谷公園に戻ってきた。大きなトラブルはなかったようだ。SNSのフェイスブック上に開設されている「東京を占拠せ よ」のページにはこの日、世界各国の「同志」から励ましのメッセージが寄せられた。「『シアトルを占拠せよ』はあなたたちと共にあります」「イスタンブー ルから大きな愛をこめて」と、連帯感を表現していた。
【関連記事】
「オキュパイ・トウキョウ」:所得格差、原発問題で霞が関周辺を行進
10月15日(ブルームバーグ):先月中旬に米ニューヨーク・ウォール街で始まった社会的是正を求めるデモは、雨曇りの東京・霞が関周辺で15日正午過ぎ、「オキュパイ・トウキョウ(Occupy Tokyo)」という垂れ幕が掲げられ行われた。
所得格差はあらゆる犯罪につながり、「我々に自尊心を失わせている」。この日のデモに参加した早崎仁さん(35)は、「格差に目を向けるのが日本人としての誇りを取り戻す意味でも重要なのではないか」と語った。
デモの参加者は、事前の主催者側の予想を通り、小規模なものだったが、1番目の目的地である東京電力の本社前では、「原発反対」「福島返せ」などといった原発問題を非難する声が通りに響いた。
埼玉県で英語教師をしているキップ・アンデルセンさん(45)はデモ隊と歩きながら、「私がここに居るのは、特に日本では、人々が何が起きているのか を気づいていないと思うからです」と言い、2008年の金融危機「リーマンショック」以来世界で起きている異変を訴えていた。「3年近くも経っているの に、現状は悪くなるばかりだ。人々は戦い返さなければならない」
デモを主催した「オキュパイ・トウキョウ(Occupy Tokyo)」のウェブサイトによると、一同のこの日の計画は、正午過ぎに東京都千代田区の日比谷公園へ集合し、原発事故を起こした東電の本社前、そして、対応に追われる経済産業省の周辺を行進。
米国で「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」と呼び掛けた抗議デモは、9月17日からの1カ月足らずのうちにニューヨークからシアトルまで全米各都市に広がった。この動きには、世界 的に有名な投資会社バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット会長兼最高経営責任者(CEO)の息子も擁護するなど、社会のあらゆる層に認識が広 がっている。
「オキュパイ」をスローガンの頭に付けた同デモの動きは、東京以外でも世界の主要都市各地で繰り広げられている。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 崎浜秀磨 Hidekiyo Sakihama ksakihama@bloomberg.net東京 藤村奈央子 Naoko Fujimura nfujimura@bloomberg.net記事についてのエディターへの問い合わせ: 大久保 義人 Yoshito Okubo okubo1@bloomberg.net上海 Richard Dobson at +86-21-6104-3030 orrdobson4@bloomberg.net
更新日時: 2011/10/15 17:33 JST
NYに続け「東京を占拠」 格差是正など訴えデモ
デモ行進する「オキュパイ・トウキョウ」の参加者たち=15日午後0時32分、東京都千代田区、西畑志朗撮影 |
デモ行進する「オキュパイ・トウキョウ」の参加者たち=15日午後0時33分、東京都千代田区、西畑志朗撮影 |
経済格差に抗議したり、脱原発を主張したりする人たちの集まり、「オキュパイ・トウキョウ」(東京を占拠せよ)のデモや抗議活動が15日、都内各地であった。米ニューヨークで続くデモ隊の「15日に世界共通行動を」という呼びかけに応えた。
「私たちの未来は企業がつくるものじゃない」「若者も怒っているよ!」。東京・六本木の公園では正午ごろ、プラカードを手にした若者ら100人ほどが集 まり、格差是正を訴えた。参加した学生の一人は「経済成長やグローバリズムを求めるのはやめよう。それは誰かを搾取していることだから」と話した。
日比谷公園にも約100人が集まり、東京電力本社や霞が関に向かってデモ行進を始めた。「反原発」「TPP(環太平洋経済連携協定)反対」「貧困削減」 など主張は様々だった。自営業の村上今朝男さんは(62)は「いまの若い人は黙っていることが多い。もっと大きい声を上げて主張しなければ」と語った。
東京でも100人が反格差デモ 日比谷公園周辺
- 日本経済新聞 2011/10/15 14:39
「反格差デモ」の世界一斉行動日の15日、東京では午後0時半から千代田区の日比谷公園周辺を約百人が、太鼓をたたきながら行進した。
「格差は『誇り』を破壊する」というプラカードを持っていた埼玉県所沢市の会社員早崎仁二さん(35)は「格差が広がると犯罪や援助交際な
どいろいろな問題が起き、生活保護受給者も増えて財政を圧迫する」と訴えた。デモは東京電力本店前も通過。反原発を訴える「放射NO」というプラカードも
あった。
主催したのは、約1週間前に立ち上がったばかりの「オキュパイ・トウキョウ(東京を占拠しよう)」というグループ。メンバーで貧困問題に取
り組んでいるという元会社員松永健吾さん(43)は「反格差を合言葉にそれぞれが自由に声を上げ、耳を傾け合う場にしたい」と語った。〔共同〕
米のウォール街デモに呼応 東京でも 貧困・格差や反原発テーマ
産経新聞 10月15日(土)13時38分配信
米ニューヨークのウォール街近くで始まり、世界各地に広がりを見せている反格差社会デモが15日、東京・日比谷公園周辺などで行われた。「オキュパイ・トウキョウ(東京を占拠せよ)」の呼びかけに、約百人が集まり、反格差社会などを訴えた。
デモは「オキュパイ・トウキョウ」と称する団体などが主催で、東京都内では日比谷公園と六本木周辺の2カ所で行われた。
日比谷公園には、50人以上が集まり、「労働と消費だけが人生の全てじゃないぞ」などとプラカードを掲げ、休日のオフィス街などを練り歩いた。テーマは「反格差社会」だけに限定されておらず、「原発反対」などと訴えるなど、参加者らがバラバラのテーマを訴えた。
六本木でも、数十人が公園で集会を開き、「金持ちに課税を!」「貧困・格差にNO!」などと声を上げた。混乱を避けるために警察官が周辺警備に当たり、周囲には緊張した空気も漂った。
日比谷公園でのデモの主催者グループのメンバー、松永健吾さん(43)は「一人一人が感じている不安や不満などを自由に表現してもらった。一つ一つの小さな声が大きな力に変わっていけば」と話した。
ニューヨークに端を発した「ウォール街」デモは米国各地に拡大。15日には以前から世界同時な行動がインターネットなどで呼び掛けられており、日本でも複数団体が東京での行動を訴えるウェブサイトを作るなどしていた。
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米のウォール街デモに呼応 東京でも 貧困・格差や反原発テーマ
2011.10.15 12:56 MSN産経ニュース
米ニューヨークのウォール街近くで始まり、世界各地に広がりを見せている反格差社会デモが15日、東京・日比谷公園周辺などで行われた。「オキュパイ・トウキョウ(東京を占拠せよ)」の呼びかけに、数百人が集まり、反格差社会などを訴えた。
デモは「オキュパイ・トウキョウ」と称する団体などが主催で、東京都内では日比谷公園と六本木周辺の2カ所で行われた。
日比谷公園には、100人以上が集まり、「労働と消費だけが人生の全てじゃないぞ」などとプラカードを掲げ、休日のオフィス街などを練り歩いた。テーマは「反格差社会」だけに限定されておらず、「原発反対」などと訴えるなど、参加者らがバラバラのテーマを訴えた。
六本木でも、100人近くが公園で集会を開き、「金持ちに課税を!」「貧困・格差にNO!」などと声を上げた。混乱を避けるために警察官が周辺警備に当たり、周囲には緊張した空気も漂った。
日比谷公園でのデモの主催者グループのメンバー、松永健吾さん(43)は「一人一人が感じている不安や不満などを自由に表現してもらった。一つ一つの小さな声が大きな力に変わっていけば」と話した。
ニューヨークに端を発した「ウォール街」デモは米国各地に拡大。15日には以前から世界同時な行動がインターネットなどで呼び掛けられており、日本でも複数団体が東京での行動を訴えるウェブサイトを作るなどしていた。
デモは「オキュパイ・トウキョウ」と称する団体などが主催で、東京都内では日比谷公園と六本木周辺の2カ所で行われた。
日比谷公園には、100人以上が集まり、「労働と消費だけが人生の全てじゃないぞ」などとプラカードを掲げ、休日のオフィス街などを練り歩いた。テーマは「反格差社会」だけに限定されておらず、「原発反対」などと訴えるなど、参加者らがバラバラのテーマを訴えた。
六本木でも、100人近くが公園で集会を開き、「金持ちに課税を!」「貧困・格差にNO!」などと声を上げた。混乱を避けるために警察官が周辺警備に当たり、周囲には緊張した空気も漂った。
日比谷公園でのデモの主催者グループのメンバー、松永健吾さん(43)は「一人一人が感じている不安や不満などを自由に表現してもらった。一つ一つの小さな声が大きな力に変わっていけば」と話した。
ニューヨークに端を発した「ウォール街」デモは米国各地に拡大。15日には以前から世界同時な行動がインターネットなどで呼び掛けられており、日本でも複数団体が東京での行動を訴えるウェブサイトを作るなどしていた。
あのウォール街でのデモが日本上陸へ
オルタナ 10月14日(金)15時27分配信
ウォール街で大規模なデモを行った「オキュパイ・ウォールストリート」(OWS)は、10月15日を「国際アクションデー」とし、全世界でこの日に一斉に立ち上がろうと呼びかけている。
これを受けて、「世界同時アクションin 東京 実行委員会」は、「日本多くの人たちが現在の経済のあり方に疑問を持っている。利潤よりも人間を中心にした経済への移行を目指す」として、三河台公園でデ モを開催する。同団体以外にも、日比谷公園などでオキュパイ・トウキョウを企画している団体もある。
OWSは、米国の経済界・政界の暴力的な利潤のみを求める姿勢に反対するデモ。発起人はカナダのカウンターカルチャー誌「アドバスターズ」創業者のカル・ ラスン氏だ。2011年9月17日のデモ発生以来、オノ・ヨーコ氏や映画監督のマイケル・ムーア氏、言語学者のノーム・チョムスキー氏、ハッカー集団の 「アノニマス」など多くの著名人・団体が支持を表明してきた。
活動は全米の各地にも拡大し、ロサンゼルス、ボストン、シカゴ、シャトル、デンバーなど45都市で抗議デモが行われた。15日はロンドンでもデモの開催が決定した。東京、ニューヨーク、ロンドン3大都市の市民が連帯して抗議活動を行う。(オルタナ編集部=赤坂祥彦)
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